2004年度版
ALBUM(1)

献血風景

2004年7月26日(月)
於:海上自衛隊舞鶴教育隊にて
取材担当:L真下

海上自衛隊舞鶴教育隊の献血取材記

今回、初めて自衛隊教育隊の敷地内に、献血現場の取材のため足を踏み入れました。午前10時、気温はすでに33℃、いつものことなので驚きませんが、まさに熱い真夏の一日でした。まだ始まってわずかな時間、こんなに空いていていいのかなと少し不安に思いつつ、赤十字血液センターの担当者の方に本日の目標を尋ねてみました。「目標は少し高めだが、すべて400cc献血で90人。不足しているのはO型なので、O型をたくさん。スムーズに採血を行うため、2台の献血バスを用意してきました。」との力強いお答えでした。

午前10時30分を回った頃でしょうか。献血バスから戻ってみると、鮮やかな白の運動着に日焼けしたたくましい肉体を包んだ集団が、受付周りに群がっているではありませんか。彼らはこの4月から教育隊に入隊し、8月1日からの配属先の発表を受けたばかりの新入生でした。その集団は次々と輸血前検査をパスし、2台のバスに別れ、見た目にいかにも理想的な血液を次々と何事もなかったように輸血バッグの中に注ぎ込んでは去って行きました。私自身少し医療(に似た職種)に関わっている関係上、この血液のヘモグロビン濃度や血清総蛋白はきっと、ものすごく良好な値なんだろうなと想像しつつ、輸血を受けるならぜひこのような血液をと密かに思いました。赤十字血液センターの担当者曰く、「舞鶴はこのような健康なまとまった量の血液を安定して得ることのできる重要な地域」とのことでした。

結局この日の総献血者数は、目標を大きく上回り101名(登録者数116名、うち献血不可能であった方が15名おられたそうです)、総量40400mlとのことでした。関係者の方々も真夏の献血量が不足する時期にあって、ひと安心した様子でした。

この日はわたしたちの団体が、このような一大事業に密接な関わりをもっていることの重要性を改めて認識した一日でした。

(L真下)

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